四車線道路を横切って疾走する猫を見た。
生命の危険を全く意に介さないその様は、とてもたくましく見えた。
飼い猫だろうか?それとも、野良猫だろうか?
そんなことを考えていると、自分の悩んでいることが、いかに小さく、大したことでないかを感じてしまった。
僕は飼い猫だ!
そうだ、飼い猫なのだ!
飼い猫で構わないのだ!
だから、アクセルを閉めよう。
その代わりにリアゲージを開けよう。
飼い猫であるが故に。