2015-01-01から1年間の記事一覧

家を追放され、食料もなく、仕方がないから洗剤を飲んだ。風呂もないから、頭から小麦粉をかぶった。お金がないから、カードで買い物をした。車がないから、飛行機でどうしよう。

インクをこぼした。 こぼれた跡は抽象絵画のようだった。 描かれた模様に名は無い。 本質は蚊帳の外。

薬の消費期限切れで健康を祝うのは、飽和社会の平和ズレかもしれないが、鍋の材料を入れながら、買い忘れに気づくのは、高度成長時代の名残かもしれない。非常食の賞味期限切れはいかがなものか。

仮面が張り付いてしまったから、受験をやめて眷属を目指す。一流の眷属も、おおまかには「それなり」であることに変わりはない。それならば、「一流のそれなり」を目指すのもいいもんだ。

殺傷能力のない鉄砲玉だからといって、食べることもできなければ、無害でもない。煮ても、焼いても。暴発しようにも、リボルバーが動かない。

予備キーは前頭葉に入れとくべし。取り出すときに注意が必要。間違って落としてしまうと、牛に食べられる可能性がある。納骨堂には行かなくても構わない。

落ちているお金を探すため、下ばかり向いていたら、いつの間にか小人になってしまった。食事も僅かで邪魔にならない究極のエコ。必要であるべきモノがそうでなくなったとき、次は何を望むのだろう。

トンネルを掘るため、何に投資すればよい。 「良いスコップを買う。」 「人を雇う。」 「バナナを食べる。」 どこに向かって、どれだけ掘ろうか? 足元のアリを見た。

一部の破損によって、用途は満たされても、機能が失われるとき処遇に悩む。カバンのサゲル部分が壊れたとき、どうせならカバンに大穴が開いてくれたほうがモヤモヤしない。靴下に開いた穴をさらに拡げる行為は、未来の受容なのだろう。

「トウモロコシ一枚!」 不用意な一言で、半年後にはトウモロコシが主食となった。 「どこへ行くの?」 「ちょっと現実逃避へ…。」 雨の中、傘を差してオープンカーに乗っていった。

背は伸びたいが、胴は伸びたくない。 甘いものは好きだが、太りたくはない。 お金は欲しいが、仕事に追われたくない。 「分銅追加!」 劣勢日記。

セミオートの交換手に悪意が芽生えたら、たいそう面白いことになるだろう。そうなれば、「隣の奥さん」は、もはや「隣」ではなくなるだろう。ダブルスチール。

片田舎一等地に住むワンセグネコの物語。 「ニギャァァァァ!(しっぽ踏まれた!)」 「なんか変な夢見ちゃったよ…。(フニャア〜…。)」 障害物もなく、電波状態良好。メアドポータビリティー。

風呂が焚けるのを裸で待って、風邪をひく。 果報を寝て待って、逃げ遅れる。 募金をして、迷子になる。 占い師専門の悩み相談を受ける。 ヒイテヨシイモノネッコトワカラズヤ。

自己洗浄蛇口があれば、存在へのこだわりも認められる。綺麗に事を終えることができるようになれば、罪の意識におびえることもないだろう。カーボンバンパー。

完膚なきままに理詰めの考案中。自己完結型アドベンチャーは、三次元空間のシミュレーションから始まる。二度と赤門をたたけないように、地中深く埋めるべし。泥酔狸。

「やったよ、やりあげたよ。」 斧を振り下ろした先は豆腐だった。柄が折れるほどの衝撃の行き先は、抜こうとおもっていた虫歯だった。印度行切符。

おいらは不法投棄ネコ。緑の中を大手を振って生活している。夜八時には西のレストラン、朝六時には東のコンビニへ赴いていく。食後の運動には、交差点が一番だ。鍛え上げられたにくきゅう。でも、雪はかんべんだ。春雨スープ。

親愛なる教授さま、前置きがなごうございます。つきましては、要点要所にカイツママレナイヨウ、よろしくお願いします。 「はーい此処、アングラ。」 そこは美意識の境界線。ガス漏れ。

6年生の春休みは、どんな自転車を買うか悩んでいた。卒業記念と入学祝いを兼ねて。変速の上限は7段までという校則も、今はCVT禁止に変わったのだろうか。坂道下車。

キリンも首が回らないらしい。ついには、餌の時間が待てずに、子供のおやつを食べてしまった。しかし、300000スコヴィルだったため、本物のキリンになってしまったとさ。スモーキー。

キリンも首が回らないらしい。ついには、餌の時間が待てずに、子供のおやつを食べてしまった。しかし、300000スコヴィルだったため、本物のキリンになってしまったとさ。スモーキー。

操作の違和感を取り除いていき、操作を感じさせないことは、ひとつの到達点だろう。ただ、ぼんやりと…、衛星軌道を変えてみた。カルマン。

雑音交じりのこもった音を聞きながら、アンティークの重みを肌で感じる。音を奏でるものは、大きく重いものが良いという古風な考えを捨てきれず、最新技術に後ずさりする。歴史のジュークボックスをミキシングさせないように。デジログ。

ようやく隣家が白黒に見えるときが来た気がする。どうせなら、ビビッドなモノトーンを目指したい。吉報はアナログ変換への道しるべ。ヴォイニッチ。

畑の耕し合い合戦が始まった。寝てても育つ作物は、いつの日か肉となる。「逃亡行為」は大いなる「果たし状」。見えない敵は内なる自分。箱入りネコ。

そんなプリンは知らないよ。 光の牢獄にどうぞ。 見たこともないようなストロー。 宝くじに命を懸ける。 金を出さずに口を出す。 高架橋に登りなさい。 イエローピーマン。

大いなる無駄というものも、時には必要なのです。無駄を削ぎ落とすことは、削ぎ落とされなかった部分がダメになったときに、全てが無駄になってしまうのです。終わった任期が証明してくれるのです。供給過剰。

「おかん、お茶漬け手抜きすんなや!」 水と醤油だけでも、かなりイケルということ。 塩、塩、醤油、空気、塩…。 甘さは涙で償った。事前相談。

同じ高さから眺める視界が変わることで、単純行動であっても、精神的には脳の活性化が期待できそうだ。ネタは小出しにしていったほうが良い。沈黙は金なり。同窓会。