「すべての解答は自分のうちにある。」
そう思った少年は、なぜかローラーを持って立ちすくんでいた。
本来絨毯に落ちたホコリを取るためのローラーだが、なぜか自分の体にローラーをかけ始めた。
まさか脱毛などとてもできるものではないし、それ以前に少年は脱毛するほど毛も生えていなかった。
少年はコタエを知りたかっただけ…。
無知蒙昧。